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夜の虹

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目に見えなくても真実はソコにある。   

ジブリのゲド戦記

ゲド戦記 | Excite エキサイトシネマから公式HPに行けます。

ジブリのゲド戦記_a0009747_20315226.jpg

先日もアップしていたようにゲド戦記に惹かれるこの頃
この画像に惹かれて 観たくてたまらなかったゲド戦記 観てきました。

一言
感動しました。(この感動は、心が大きく動かされたという意味の感動です)
これは、ジブリの新しい世界への入り口だと感じました。

原作に出てくる人物を活かしながら 物語の設定を変えて
宮崎吾郎監督版 ゲド戦記になっていました。

この監督さんのこだわりは、空の描写に特に感じました。
雲の表情が豊かなんですよね。

原作に忠実に作るならば、連続アニメとして制作すればいいのであって
2時間の映画にするには
この時間内で起承転結させるしかないのは 分かりますから

そういう目で観ていくと 本当に良く構築したなと感心しました。

原作者アーシュラ・K・ル=グウィンが 6巻の中で散りばめていた
様々なメッセージを 良くここまで伝えたなと感じました。

原作の1巻目で描かれる 若者特有の若き日の苦い経験と挫折
何よりも 人の中にある善と悪・陰と陽・光と影
それらは、二つで完全だというメッセージ
2巻目で描かれる 自由と勇気
3巻目で描かれる 世界の均衡 そして、生と死の意味から新しい世代に受け継がれる世界
4巻目で描かれる 人としてのあり方 家族という意味

5・6巻については、未読なので これからのお楽しみです。

1巻から、4巻を読んだ限りでは、ファンタジーという枠の中ではくくれないほど
奥の深い物語が展開されていて
若いときは若いなりの感じる所があり
人生経験を積めば積んだなりの 感じる所があるという

読み終わっても 色々と感じ入る所があって考えさせられる物語です。

そいう意味で言えば、このジブリ版 ゲド戦記も
色々と考えさせられる作りになっているといえるでしょう。
by yorunoniji | 2006-07-31 20:55 | きままな映画好き

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