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夜の虹

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目に見えなくても真実はソコにある。   

六ヶ所村ラプソディー


富山県出身の監督さんで
鎌仲ひとみさんという方がいっらしゃいます。

昨日今日と 富山では、市民による市民の為の平和への願いを込めた『ピース・フィルムフェスタ』 というイベントが開かれています。

昨日は、前夜祭という事で その鎌仲ひとみ監督の最新作
『六ヶ所村ラプソディー』の上映と監督の講演が開催され 観てきました。

以前、鎌仲さんの『ヒバクシャ』という映画の上映と講演に参加して非常に感銘を受けたので
是非とも今回は、『六ヶ所村ラプソディー』を観たくて行ってきたのです。
私の住んでいる地区から その会場までは、1時間強かかる場所ですが、行って良かったと思っています。
六ヶ所村ラプソディー公式HPは、こちらです

六ヵ所村は、青森県の下北半島太平洋側にある村なのですが
今、そこには、核燃料再処理施設があり、稼動し始めています。
そして、本格始動が、もうすぐ始まろうとしているのですが
問題は、地元の人も日本国民も核再処理にともなう様々な弊害を 何一つ知らされない事です。
公のマスコミでさえ 本当の事を伝えていないことです。

書いていくと ものすご~~~く難しい内容の映画だと思われるでしょうが
そうではなくて
この映画は、地元の方々に密着したドキュメンタリーなので
自分に置き換えて観ていって、考える事ができるのです。
もう、それは人事とは感じられないのです。

安全だ・大丈夫だと政府や大学の偉い先生方が言っていても
核再処理施設からは、
確実に 空には、煙突から放射能が放出されています。
そして、海にも排出され垂れ流しされます。

空は、繋がっているし 海も繋がっている
私たち・そして世界に影響を与えるのは
子供が考えてもわかります。

六ヵ所村の悲劇は、他に産業がない村人にとっての生活費を稼ぐ手っ取り早い方法が
その施設での雇用だったりすること
だけど
地元の農民・漁民の方々にとっては、深刻な打撃です。
正直、放射能に微量ながら汚染されるってわかっている
魚を食べれますか?
お米や野菜を食べれますか?

その映画の中で
一生懸命お米を作っている方
野菜を作っている方
その姿を見ていて 涙が溢れそうでした。
こんなに 愛情を注いで一生懸命作っているのに
お米を契約している 消費者から もう契約をやめますという文字
その方のせいじゃない

一体何が、こういう日本にしてしまったんだろう?

大本をたどれば、電力消費量ですよね。
エネルギー資源のない日本

私たちは、どういう方向に行くべきなのか
本当に 今考えていかないと
日本という国土は、安心して人が住む世界でなくなってしまう

その映画を観ながら ほんとうに切に感じました。

知らないという事は、恐い
だけど
一番恐いのは、無関心です。

今がよければいい そういう考えでは、次世代の子供たちに素晴らしい日本を残せないです。

私は、今年の夏 出来るだけクーラーは、使いません
夜更かしもしません。

自分にできることから 始めようと思っています。
by yorunoniji | 2006-05-03 11:43 | きままな映画好き

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