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夜の虹

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目に見えなくても真実はソコにある。   

2004年 04月 20日 ( 2 )

今日は、陶芸教室の生徒さんたちと ”飛び出せ!陶芸教室”という訳で、美術館へ
没後二十周年という事で、全国的に展開されている展覧会です。

このお二人は、桃山時代の陶芸の技法に奇しくも同じように魅せられ
同じ時代を生きて生涯自他ともに認められるライバルで同志で
同じ年に 亡くなられたという 不思議な縁に結ばれていた 偉大な陶芸家です。

そのお二人の代表的な作品や書・絵・道具なども展示されていて
とても欲張りな展覧会になっていて、凄く良かったです。
まだ、日にちがあるので、今度はひとりでゆっくりと見てこようと思っています。


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例えば同じ志野茶碗という技法を探求していても
その 焼きあがり・形は まったく違い 
同時に見比べる事が出来るなんて なんて贅沢なんでしょう。

上がチラシですが
豊藏さんの方のお茶碗で、チラシになっていないやつなんですが
それはそれは 優美という言葉がぴったりの色・形の志野があって
それを見て思ったのが、彼自身が探し当てた粘土によってこの色が出ていると分かったし

唐九郎さんの方も自分の粘土を生涯探したといわれているので
粘土によって釉薬が生きてくる。というのが凄く良く分かりました。

チラシの下部分右の写真は、唐久郎作 「紫匂」(むらさきにおい)という銘が付いていて 紫色の志野茶碗なんです。
この色が 奥深い味わいをかもし出していました。
生で 見てみたかったので、じっくりと味わいました。

唐九郎作 絶作(死後に窯から出た)茜志野のお茶碗も始めてみたのですが
この色が 叉、素晴らしい茜色で
最後の最後まで探求した志野の新しい色だそうです。

燃えるような赤 衰えを知らない魂を映したような色でした。

若い頃には 見えていなかった事が 今は、ずいぶんと見えている自分に驚きました。
なるほどなぁと 思うところがいっぱいあって
それを生徒さんたちに伝えたかったのですが、皆さん さっさと行ってしまいまして
ちょっと 残念でした。
まあ、あまり大勢がワイワイと騒がしく見るというのはという事で 遠慮もあったようです。

お二人が、生涯をかけて探求した姿勢はすばらしいなぁと感銘を受けました。
多くの後輩陶芸家に影響を与えて ひとつの道筋を残したというのも
今回 改めて本物に目を触れる事が出来て 良く分かりました。

まだまだ 長い道のりだけど 道を見失わないように歩いていこう。
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by yorunoniji | 2004-04-20 22:24 | アート
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春の嵐が去って 命の水のシャワーを浴びて

いろんないろの みどりが 目にやさしい
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by yorunoniji | 2004-04-20 20:53 | ココロ