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夜の虹

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目に見えなくても真実はソコにある。   

手紙・・・・東野圭吾原作

私は、東野圭吾の本をよく読んでいるのですが
『手紙』が、今度 映画化され11月に公開予定だとか

『手紙』の内容に付いては、
手紙 の映画詳細| Excite エキサイトシネマまたは
手紙オフィシャルHPにて参考にしてくださいませ。


手紙・・・・東野圭吾原作_a0009747_19333653.jpg


映画については、観るかどうかは、今の所決めていませんが

この『手紙』を読み終わった時は、心に雨が降りましたね。
登場人物たちの気持ちが 物凄くよく分かる 
分かりすぎるくらい よく理解できる。

自分の家族が犯罪者になった時

犯罪者の家族だというだけで 色々と差別を受けてしまう 現実
だからといって
犯罪者になったとしても 自分にとっては、家族であるという事実は変えられない。

たぶん 友達がそういう立場になったとしたら
どう 接すればいいのでしょう。

きっと 今までのように無邪気には、付き合っていけないでしょう。

私の家族が犯罪者というわけではないですが

私の生みの父は、アル中だったりして いろんな人に迷惑を掛けて
私自身は、本当に恥ずかしい思いを何度もしてきました。

だから、若い時
自分のふるさとを 出たくて出たくてたまらなかった。
あのアル中の娘 というレッテルが付きまとっていると思うと 嫌でいやで
どんなに逃げ出したかった事か。

ふるさとって、その人にとっては 本当に大切な場所で 暖かいはずなのに
私にとっては、ただ ただ、苦い思い出の場所だったんですね。

その父親もアル中が元で 糖尿病・脳梗塞・腸閉塞そして最後には心臓という感じで
2001年には、他界してしまったこともあって
私の心の中では、浄化されてしまいました。

自分だけは、ああいう大人にはなりたくない
強い心を 持たなければという一心で生きてきたのです。

だから 正直 今でも酒飲みは 嫌いです。
お酒を強要されるのも嫌いです。

段々 話はそれてしまいましたが
『手紙』を読んでいるうちに そういう体験が蘇ってきて
私の感情を 大きく揺さぶられたのです。

そして、加害者という立場には、誰にでもなりうる事がある

最近の飲酒運転事故の加害者は、本当に普通の人々だと思うのですが
自分の ちょっとした甘い判断が
どれだけ後々に 周りに影響を与えるのかという事を考えていない。

被害者も痛ましいのは当然ですが
加害者の家族とかの気持ちとかも 分かるだけに 見ていて辛くなる。

『手紙』を読んでみてください。
あなたの家族が本当に大切なら 自分の行動を考える良いきっかけになるでしょう。
by yorunoniji | 2006-09-24 20:04 | きままな読書好き

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