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夜の虹

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目に見えなくても真実はソコにある。   

映画「フリーダ」

映画「フリーダ」

サルマ・ハエックの
その繋がった黒い眉と
その真っ直ぐな黒い瞳のポスターを見て
この映画を見なければならないと 感じてしまった。

こちらでは、二週間だけの上映(16日に終り)ということで
頑張って 観て来ました。

実在したメキシコの女流画家の生き様を描いた映画。

18歳の時にバス事故に遭い 瀕死の重症を負う。

生涯32回の手術を受けながらも
自己の生き方を貫いて 自由に生きて47歳でその生涯を閉じた。

という内容を先に読んでしまうと
いかにもお涙頂戴の感動物語 というふうに感じるでしょうが

躍動感にあふれ 生と性に満ち溢れ
彼女が描き残した 様々な絵を描く場面と
節目 節目に起こった様々な出来事と
上手く融合させて リアルに表現されていて
色彩感覚といい 
フリーダ自身が実際にしていたファッション感覚といい
映画の中の挿入歌も実際にフリーダが好んだ歌を使用という
その一連の歌といい
映画自体が 一つの芸術作品という感じで
凄く 心に残る作品でした。

この映画では、
彼女が最後の時を過ごした生家がリアルに再現されています。

その家を画面で見るだけでも 凄く価値あると感じました。

いかにもメキシコという感じの庭で
様々な形のサボテンが植えられていて 沢山の動物に囲まれた生活。

彼女の父母が生きていた頃は、ヨーロッパ風の庭で
母が死んで父が1人になった時は、枯れて荒れ果てた庭という表現をし

晩年を過ごした生家の個性的な美しさは、
彼女のもつメキシコの民族性への目覚めが凝縮されて
最後の棲家に表現されていると感じました。

そして、晩年は、右足を切断しほとんど寝たきりになった
彼女が書き残した言葉
「出口が喜びに満ちているといい。
      私は戻りたくない。」
という言葉が、彼女がどれだけ苦しんでいたかという事を感じさせるのです。
 
悲しみ 哀しみ 苦しみ 身体的不自由 多き人生だったからこそ
彼女が求めた色彩あふれる生活が
今現実の自由な世界に生きている 私の胸に 
ちゃんと自分の人生を生きなさいよと 迫ってくるのです。

こちらが映画「フリーダ」公式HPです。
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by yorunoniji | 2004-04-14 22:27 | きままな映画好き